「示談」の落とし穴Ⅱ

示談には、もう一つ留意すべき点があります。交通事故は、その被害状況に応じて、おおまかに人体には被害を及ぼさせていない『物損事故』と、『人身事故』があります。かすっただけ、またはそこまで被害が大きくない場合の事故においては、示談で済ませてしまうこともあります。

ただし、人身事故の場合、その場ではなんら被害がないと思っていても、あとからそれが『人身事故であることが発覚する』場合があります。脳などに損傷を追った場合、その後遺症が事故後に見られるようになることがあります。

もしその場を物損で済ませてしまっているなら、本来は人身事故として受けられるはずの補償が、受けられなくなってしまう場合があります。一度物損として扱ったものを、あとから人身に変えるのは難しいのです。それを考えると、まずは事故後に『必ず医療機関で診察を受けること』、そして事故時の記録を自分で写真等の手段で記録しておくこと、これが大切であると言えます。

事故によって、その責任問題が裁判にまで発展することがあります。そうしておくことによって、そういった場面でも物事が有利に運びます。できる状況なのであれば早めに弁護士にも相談し、万が一後遺症が残ったてしまった場合は障害の等級取得などにも対応してもらうといいでしょう。

「示談」の落とし穴

参照元「アディーレ法律事務所」https://www.ko2jiko.com/pickup-koui/